勝手に僻地散歩



寸又峡温泉 奥大井観光ホテル 翠紅苑にいってみた

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さて投宿したのは寸又峡温泉の入り口近くに建っている奥大井温泉ホテル翠紅苑(すいこうえん)である。翠紅苑は、絶妙のバランスで方々に備え付けられた和洋の調度品が、落ち着いたレトロな空気を醸し出している上品な宿である。
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引き戸を開けて宿に一歩入ると右手に囲炉裏と大正ロマン風のソファが目に入る。すると案内係がすぐにやってきて、部屋に通してくれた。
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寸又峡に温泉が発見されたのは1889年(明治22年)というからさほど古い話ではない。当時8軒しかなかった湯山集落の共同湯治場「湯山温泉」としてとしてひっそりと開湯した。当時は杉皮葺きの簡素な建物に源泉を引き入れていたと言う。しかし1933年(昭和8年)、ダム建設に伴い、大間川と寸又川とを結ぶ発電用の導水管が引かれ、湯山温泉は水没する。
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湯山集落で再び源泉が発見されるのは四半世紀後の1967年12月7日のことである。周辺を3回もボーリング調査し、大間川左岸にようやく掘り当てた新たな源泉は、毎分640リットルという十分な湯量を湧出した。当初はドラム缶にお湯を引き込む露天スタイルの風呂で、登山者や営林署、地元集落の人々に利用されてきたに過ぎなかったが、1972年、3,790メートルの距離にある源泉から現在の温泉街まで温泉を引き、3軒の旅館が開業した。この際に定められたのが1)芸者やコンパニオンは置かない、2)ネオンサインはつけない、3)山への立て看板は設置しない、の三つの申し合わせ事項である。

さて翠紅苑の温泉は、加水はされていないものの、循環温泉である。また源泉から距離があるため加温もなされている。内湯、露天ともによく管理されており、湯温もほどよく調整されていて気持ちがいい。湯につかると温泉の成分が体に染み込むようである。「湯楽戯手形(ゆらぎてがた)」なるものを購入すると13軒あるという寸又峡の旅館の内湯3ヶ所をめぐることができるらしい。私自身は購入に至らなかったが、価格は1,000円、有効期間が1年というから良心的である。
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by iyasaca | 2008-06-14 02:00 | 静岡
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知ることで景色が変わる。誰にも頼まれてないですが、あちこちにいってきます。
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