勝手に僻地散歩



足尾温泉 庚申の湯にいってみた

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足尾を巡る旅の締めくくりに、足尾温泉庚申の湯を源泉とする国民宿舎かじか荘(栃木県日光市足尾町銀山平5488)に立ち寄った。「かじか」とは、銅の鉱脈、鉱床を指す「河鹿」のことである。PH値9.5というアルカリ性単純温泉で、美肌の湯とも言われている。

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足尾に温泉が出たのは古い話ではない。初めて温泉が出たのは1971年(昭和46年)の秋、閉山のわずか2年前である。足尾の山の神は銅の鉱脈が尽きるのと引き換えに、温泉を差し出したのかもしれない。

備前盾山のほぼ中央の地下から湧出した源泉もやがて尽き、現在は標高1,892メートルの庚申山の麓にある銀山平に新たに湧出した源泉、庚申の湯を引いている。庚申の湯がオープンしたのは1997年のことである。ちなみに足尾町にはほかに、旧小滝坑内より湧出する直利の湯、向原地区内を源泉とする白樺の湯がある。

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国民宿舎かじか荘は、控えめで華やかさはないが、よく管理されていて、支配人の意思をすみずみにまで感じる。この日は残念ながら、石造りの露天風呂はボイラーの故障で閉鎖中。入れたのは内湯だけであった。

男湯は入って右手に6,7人は入れる大きな湯船があり、正面と左手は洗い場になっている。お湯はわずかに黄色がかっているが、透明感がある。硫化水素臭(腐った卵の臭い)が少しあるとの記載があったが、感じることはできなかった。むしろ消毒に使用しているという塩素臭(次亜塩素)が強い。源泉が36.0度であるため、加温がされているためか、湯船の湯温は高く、慣らさないと入れない感じだった。他の口コミを見るとぬるぬる感が強調する向きが多いが、それもあまり感じなかった。ひょっとしたら露天風呂は多少異なるのかもしれない。
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足尾を離れる前に間藤駅周辺を歩いてみた。夕暮れ前で人通りも少ない間藤の駅ではわたらせ鉄道の車両が乗客を待っていた。駆け足でめぐった足尾の旅はこれにて終了。世界遺産登録も数が増えすぎとの批判を受け、審査が厳しくなっているという。平泉も登録延期が勧告されたとの報も流れた。足尾は世界遺産に登録されなくとも、持てる観光資源を十分に活用してほしい。
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by iyasaca | 2008-05-24 21:29 | 栃木
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知ることで景色が変わる。誰にも頼まれてないですが、あちこちにいってきます。
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