勝手に僻地散歩



沖縄に行ってみた その1

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沖縄は、常に気になる場所でありながら、奥深く、筆を走らせるのに躊躇を感じていた。

何度か足を運び、人と交わり、歴史に触れるうちに、やはり理解を深めるには書くしかないと思い、ここに幾度かに分けて、沖縄について考えてみたいと思う。

現在は日本の一地方の「県」におさまっているが、その経緯と歴史は他の都道府県と大きく異なる。中国に朝貢し、朝鮮を横目で見つつ、日本を牽制しながら独立を保った琉球王朝時代。秀吉に抗い、島津の軍門に降り、独立を失った挙句に、20世紀の中頃には、日米の戦いの舞台となり、9万人を超える犠牲を強いられ、人命のみならず、多くの歴史と文化財が消失し、「京都より美しい」と言われた首里は灰燼に帰した。

米国から日本に返還(沖縄返還という言葉には違和感も禁じ得ないが)される際には、「密約」と言われる国民に明らかに出来なかった種々の約束までも背負わされ、今でも米軍が島の最も良い場所に居座り続けている。その理由はあれだけ朝貢に努めた中国という国に対する軍事上の要衝となっているからだ。何と皮肉なことだろう。

巷間言われる「日本とアメリカは戦争したの?どちらが勝ったの?」と言う若者は決して多数派ではないと思うが、戦争を知る世代が退場しつつあるいま、無邪気な観光客の行き先となっている沖縄、というより琉球については、日本人である自分としても少し頭を整理したいと思ったわけである。
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by iyasaca | 2012-05-12 01:26 | 沖縄
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知ることで景色が変わる。誰にも頼まれてないですが、あちこちにいってきます。
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